「たたみいわし」と昔の記憶

たたみいわし

たたみいわし、ってのは渋い肴だ。
これで燗酒を飲んでいたら、いつまでも飲んでいられる感じだね。

僕は飲み屋の息子なので、小さい頃からたたみいわし好きだったんだけれど、その頃は、当然だが酒は飲めない。
本当の美味さは分かっていなかったと思うけどね。
海苔と一緒にパンに挟んでマヨネーズを塗ったりして食ってたな(嫌なガキだね:笑)。

伊丹十三の「ヨーロッパ退屈日記」のなかに、三船敏郎とロンドンのホテルの床に座り込んで、タタミイワシでジョニ黒を飲む、火がないのでティッシュを灰皿の上で燃やして炙って食う、なんてのがあったな。

小さいうちに獲って食っちまうのは魚資源(おお、肴至言、って出てきた:笑)を考えるとよろしくない、ということで開高健が「ノーシラス運動」とか言っていた、ってのもあるな。

それもそうなんだけど、こんなふうに頭から骨から内臓から、全部食べるってのは、産地を確認するとか、ちょっと考えないといけなくなってしまったよね。

まさしくノーシラス(米海軍の原子力潜水艦にノーチラスってのがある。海底2万マイルとかもそうなんだけど)だな。こんなことが駄洒落のネタになる世の中になっちまうとは、開高健も思っていなかったろうね(笑)

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2012-04-28(Sat)
 

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